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4月19日に開くトーク&ライブ「home + jazz =(ホーム・プラス・ジャズ)」で、八戸最大の祭り「八戸三社大祭(さんしゃたいさい)」のお囃子とジャズ演奏のコラボレーションが決定しましたので、お知らせします。
八戸が最も熱く盛り上がる「八戸三社大祭」は、この街のアイデンティティそのものと言うことができます。1720年、日照りが続き苦しい状況の中、八戸藩の城下に暮らす人々は、「天候回復の祈祷を行い見事に雨が降ったならば、例年の御祭礼をにぎにぎしく行いたい」と藩に申し出ました。八戸城の敷地内にあった神社で祈祷をすると見事に雨が降り、人々が救われたといいます。これが、青森県の祭りで唯一「ユネスコ無形文化遺産」に指定され、今や100万人以上の入込でにぎわう、八戸三社大祭の始まりです。
中心街に位置する3つの神社による古式ゆかしい行列、虎舞や神楽などの郷土芸能、そして祭りの見ものとなっている27の大小さまざまな山車。まさに「動く歴史絵巻」とも言い換えることができます。
南部八戸藩の誇りが城下町にいっぱいに広がるその様子を見た時、私たち八戸市民は、それぞれに幼い頃を思い出したり、未来への思いを新たにしたり、今この街で生きていることに感慨深さを感じたりするものです。
えんぶりが未来への切実な願いだとすれば、三社大祭は大いなる恵みへの感謝と言えます。
今回はデビッド・マシューズさんが、この祭りの山車で演奏されるお囃子をジャズにアレンジ。八戸で2番目に長い、約135年の歴史を持つ山車組「鍛冶町附祭若者連(かじちょう・つけまつり・わかものれん)」のメンバーの皆さんが、笛、太鼓、そして見事な「木遣音頭」を披露してくださいます。
ジャズとお囃子が出合うとき、どんな化学反応が起こるのでしょうか。
この日限りの特別な瞬間を、内澤さん、古屋敷さんと楽しみましょう。
どうぞご期待ください。