
3月20日に開催するライブ「from Nango: to you.」まで残り1週間ほどとなりました。ジャズの館南郷を会場に開くこのライブでは、八戸出身の類家心平さん(tp)、中嶋錠二さん(pf)、内澤崇仁さん(androp、gt、vo)が初めて同じ音楽を奏でます。
デーリー東北さんをはじめさまざまな皆様のご支援で、満席での実施となりました。心より感謝申し上げます。

さて、このライブでは活動を共にする類家さん、中嶋さんの演奏に、andropの楽曲が出合います。

開催を約10日後に控え、中嶋さんの呼びかけで東京都内でリハが行われました。石岡知華さんのアイデアで企画した初のコラボ。andropの楽曲が類家さん、中嶋さんの伴奏やソロ演奏によってどう変わるのか予想がつきませんでした。

3人が初めて音を重ねたリハでは、内澤さんの声が2人の演奏に見事に溶け合う光景が広がりました。「溶け合う」という表現がしっくりきます。

この日は3.11。15年前、私たちの生まれ故郷である八戸も大きく被災し、お亡くなりになった方もいました。リハでは、発災時刻の14時46分に合わせ、4人で黙祷しました。

思えば出演者の3人は、ジャズ、ロック/ポップスの第一線で活躍する人たち。私たちをつなぐ唯一にして最大の要素は「八戸」「南郷」です。
類家さん・中嶋さんには2018年、東池袋「カクルル」で「えんぶり」をテーマにした個展を開いた際にギャラリーライブを開いていただきました。

内澤さんとは近年、なぜか連絡を取り合うことが増えました。昨年はNAOTOさん(vn)率いる「ロッキンカルテット」のゲストボーカルとして「南郷サマージャズフェスティバル」にも出演。前夜祭では八戸在住のデビッドマシューズさんや階上出身の古屋敷裕大さん、熊谷雄一八戸市長とも共演していただきました。

今回のライブは、これらの出会いが結実する瞬間でもあります。その記念すべき場面を「陸奥八仙」が彩ります。
今はまだ、どんなライブなのか想像だにしない「モノクロ」の状態。
えんぶりを終え、春に向かう八戸の山々や海、街は、淡く色づき始めています。

3人の音楽がどう重なり、どんな「色」が溢れるのか。皆様が加わることで、その完成を見ます。どうぞお楽しみにしていただければと思います。


